「深水」は、フラワーアレンジメントの中で行われる「水上げ」の下処理１つになります。
補助的な水上げなどとも言われていますが、基本的には「水切り」「水折り」などを行った上、充分な吸水が見られなかったような場合に行われることがほとんどだそうです。
深さのあるバケツなどにお水を張りその中に、植物の茎を入れることで水圧で水を吸収させる方法になります。ですから「深水」を行う際は、必ず深い器を用意する必要があります。水の深さは茎の長さの半分以上を目安に、花首の下あたりくらいまでには、必要だと考えられています。バケツなどの器の中に花材を入れた時に、傾斜があるよりは、垂直であるほうが水揚げの効率は良いと言われています。
フラワーアーティストなどが作品作りの際に行う「湯上げ」「燃焼法」などの特殊な下処理の後に、この「深水」を行うこともあるようです。
「深水」を行う時間は1時間以上と考えられていますが、短くても長くても植物にストレスをかけてしまう可能性がありますので、適切な時間を守ることが大切です。
また「深水」には不向きとされる植物もいますので、全ての花材に適した水上げではありません 。
