初めて訪れる銀行へ行く場合、キチンとした方の紹介で銀行員に会いにいけるのならばそうした方がよいです。たったそれだけのことで、あなたの信用度が上がります。しかし、そのような知り合いはいませんということでしたら、必ずしもそうする必要はありません。
肝心なことは、銀行があなたという人を信用する上で確かな情報を提供することです。その信用に足る情報とはどのようなものでしょうか。
あなたはこれから不動産投資で、事業を展開しようとしているのです。銀行があなたを信用するかどうかは、その事業が成功をもたらすものなのかどうかで判断されるでしょう。不動産投資による事業で成功するためのカギとは何でしょう。第一にあなたが購入しようとしている物件が、不動産事業で成功するだけの価値があるかどうかが見られるでしょう。
マンションを購入したところで、とても入居者で部屋が埋まるとは思えないようなら、融資してもらうことは困難でしょう。ですから、あなたは十分不動産事業で成功しそうな物件の購入のための資金が必要だということで相談しなければなりません。
第二に見られることは、返済計画でしょう。あなたは不動産購入後、リノベーション、リフォーム、そしてメンテナンスなどをして入居者を確保します。当然ながら、それにともなう出費がかかります。入居率も１００％という概算は通らないでしょう。７５％くらいの入居率で、いくらの家賃収入があるのかを提示します。そういった出費や収入を考慮にいれた上で、自分がいくらの不労所得を確保して銀行へ月々いくらのの返済ができるのかを提示しましょう。事業計画が現実的なら、融資の話しも通りやすいはずです。
また、あなた自身のプロフィールも大切な情報です。あなた自身の生まれや育ち、職歴、そして現在の金融資産の額などがチェックされます。もしもかつて任意整理などをした経験があるのなら、融資は難しくなるでしょう。自分自身のバックグラウンドがクリーンであることがのぞまれます。そして、あなたの今までの生きざまから、この人物なら事業を成功に導くであろうというオーラがでていることが銀行員を納得させやすくします。
