「ためる」曲がっている花材の茎をまっすぐにする為に、力を加たり、逆にまっすぐな花材の茎に曲線やカーブを描かせるために、力を加えることを、生け花では「ためる」などと呼ぶそうです。
この手法は、フラワーアレンジメントでも使われる手法の一つで、ガーベラなどに曲線をつけてアレンジする方法などがフラワーアーティスト作品などでも多くみかけることができます。
時代を超えて、人々が同じように花を生けているのですが、そのテイストは若干異なってきているようにも思えます。
生け花の中でも、西洋と東洋の融合という中で、様々なスタイルのフラワーアレンジメントが生まれつつあります。
西洋のアレンジメントの世界でも、「禅」や「和」を意識したような洗練されたが世界表現され、東洋のアレンジメントの中でも「モダン」な西洋文化が、表現されたりもします。
また世界各国から輸入される花材の多くは、大変ユニークなものも多く、その花材を眺めているだけでも、文化の違いや、世界の広さを感じ取ることができますよね。フラワーアレンジメントや、生け花には、何か自然との対話や、様々な世界の有様を伝えてくれるような1つのツールであるような感覚があります。