フラワーアーティストやプロの花職人たちが使う「水上げ」の中に、「湯上げ」があります。
バケツなどにお湯を張り、植物の茎をつけて、昨日中に入っている気泡のような空気を外に出すことによって、茎の内部を真空状態にします。
その後、新たに水を張ったバケツなどに真空の状態にした植物を入れ替え、茎が縮むことで、水をポンプのように水あげる効果があるようです。
この「湯上げ」と似たような手法に「燃焼法」があります。湯上げと同様に、茎の中の空気を一旦外に出すために茎の根元をライターなどの小道具を使い焼くことで、茎の内部の余分な空気を外に出します。その後バケツなどに入ったお水の中に 入れることで一瞬でお水の水圧で水を吸い上げます。
バラなどはこの手法が多く使われる植物の代表となります。
基本的な水上げなどから比較すると手間がかかりますがその分植物たちが十分な水を仕上げることができます。
また植物の性質によっては、水を多く吸い上げることでトラブルを起こす花種などもありますので、きちんとした植物の知識を持って取り扱う必要があります。
