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日本のリサイクル率が低い理由は簡単に見えてくるものではありません。日本ではアルミ缶やペットボトルのリサイクルが几帳面に行われているという印象を誰もが持っているからです。では何故「リサイクル率」が低いのか。確かにペットボトル等はリサイクルされているのですが、実はそれらのゴミ全体に占める比率は高くありません。ペットボトルのようにリサイクルし易いゴミだけを徹底的にリサイクルしても、焼け石に水です。また日本は焼却技術が進んでいるという事実も関係しています。焼却炉の数が大変に多く、とにかくどんなゴミも燃やしてしまう向きがあるのです。焼却率が高ければ、当然にリサイクル率は下がります。
 日本のリサイクル率が低い理由が少しずつ見えてきましたが、根本的な原因をさらに探ることにしましょう。日本は国土の大半を山が占めており、埋め立てるだけの平地が不足しています。海外では臨時措置として大量のゴミを埋め立て、将来それらを取り出してリサイクルすることが可能ですが、日本では埋め立てる余裕がないために焼却処分する他なく、結果として焼却施設が乱立することになったのです。ただ誤解があるといけませんから、海外の埋め立ての事情をもう少し詳細に述べておきましょう。
 海外では埋め立て方式のリサイクルを採用していることは確かなのですが、埋め立てたものを掘り返してそのままリサイクルしているのではありません。埋め立てる前に大型の識別機械によって、一緒くたになったゴミの塊が正確に分別されるのです。日本ではこうした規模の大きな分別処理施設を建てることは困難でしょう。

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