不妊治療を行う上で、カップルの意見が異なる事が稀にあるようです。妊娠を願う気持ちは一緒でも、その治療方法や周囲への告知など、様々な観点から、２人の気持ちが出揃わないと、乗り越えられない壁にぶち当たる事もあるでしょう。不妊治療を開始したいと考える意見が、お互いに芽生え始めたら、まずは、お互いの気持ちを素直に伝え合いましょう。その中から様々な共通点や、意見の不一致をみつけ、歩み寄る努力をしましょう。治療が始まってから、意見が異なる事で、トラブルになった時には、きちんと主治医の先生などに相談を持ちかけましょう。いくら年齢的な時間に急かされる思いがあったとしても、お互いの気持ちが落ち着いてから、再スタートを切るような勇気も必要です。治療前の基本的な検査としては、男性の精子の検査は、いつでも検査可能ですが、女性の場合は、月経の周期に合わせて行いますからタイミングが重要です。男性側の検査結果を基に、治療方針が決められる事もありますので、いつでも得検査可能な男性の検査を先に行ってしまう事で治療の手順がスムーズにいく事もあります。不妊治療は、個人が行うものではありません。カップルが共同で行う治療になります。治療前には、お互いの考えや価値観、方針などをきちんとすり合わせておく事が大切です。長年一緒にいても、異なる意見を抱いたり、お互いに異なった考えをもつ事もあるのです。また、治療が始まると、日常的な治療の中では、比較的女性の方が負担が重いとも考えられます。そのような、治療の過程で、お互いを想い合い、労わるような気持ちも治療を乗り越える大切なポイントとされます。
