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出版界の流れは、入稿に始まり、校了に終わります。このプロセスについて、簡単にご説明しましょう。まず入稿ですが、原稿を印刷会社に送ることです。注意したいのは、最終工程で初めて印刷会社に送るのではなく、いわゆるゲラ刷りの段階でも、印刷会社を利用するのだということです。正に入稿がそれに当たるのですが、入稿を皮切りに何度も印刷会社のお世話になるわけです。

入稿が終われば、印刷会社からゲラ刷りが送られてきますから、そこに修正を入れる「校正」という工程が実施されます。初めての校正は、特に初校と呼ばれます。校正が施されたゲラ刷りは印刷会社に返送され、改めて修正版が印刷されることになります。この工程は何度か繰り返され、二校、三校と呼ばれることになります。校正が終わればその時点で校了と呼ばれますが、場合によっては「念校」が実施されます。その上で、「責了」となり、晴れて最終版を印刷してもらうことになるのです。

ややこしいので改めて説明しますが、「校了」と「責了」とは似て非なるものです。「校了は」発注者が使用する言葉遣いですが、「責了」は、最終原稿と異なる印刷が行われてしまった場合、その責を印刷会社が負うことを意味します。従って、信頼関係を前提に用いられる、やや厳格な意味と言えるでしょう。下版されると修正は不可能になりますから、お互いに信頼し合うことで出版は成り立っています。

入稿から校了までのスケジュールは、印刷物の種類によって異なります。誰でも推察できることですが、週刊誌の場合、毎週校了が生じることになります。印刷所とのやり取りは一般書籍とは比べられないくらい頻繁になるため、時間との勝負と言われます。

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