Latest Post

行動力で描く、マンション経営の成功ストーリー! 成功への第一歩!駐車場経営の初期費用を知ろう

海外ではゴミが日本ほど排出されません。これは制度設計によるもので、ゴミを多く出してしまう商品は高価になるように定められているのです。ゴミの多い商品は、それらのゴミをリサイクルすれば代金の一部が還元されるような仕組みが整えられており、消費者は皆積極的にリサイクルするのです。
 ではそもそもリサイクルする必要がどれほどあるのでしょうか。そうした疑問の中からよく呈される意見は、エネルギー効率に関するものです。ペットボトルやプラスチックをリサイクルすると、エネルギーの無駄使いに繋がるというのです。果たして本当なのでしょうか。焼却処分した方がエネルギーを必要としないという主張には真っ向から反論することができるのですが、百歩譲って「リサイクルはエネルギー効率が悪い」と認めたとしても、リサイクルしなくて良いという結論を導くことはできません。資源は有限ですから、いずれは枯渇します。不可逆的な経済活動を減じなければ、将来世代に残す課題は大きく膨れ上がってしまうのです。そのため、現代に生きる我々にできることは、循環型社会を目指すことに他なりません。
 循環型社会では、資源は社会の中で適度に消費され、社会の外に依存しません。例えば「労働⇒利益⇒給与⇒労働」といった循環は馴染みのある例でしょう。お金と労働力という資源が循環しているわけです。万一給与相当分働かなかったり、逆に労働の対価が支払われなかったりすると何が起こるのかを考えれば、資源の循環が社会にとって大切であることが分かるでしょう。資源の循環は、大袈裟な言い方をすれば、長期にわたって戦争を招かない社会です。目先の利益に目がくらんでしまえば、我々の将来は絶望的なものになるでしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。